第二部 機械工学科(夜間) 進路

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第二部 機械工学科(夜間) 進路

 本学の第二部機械工学科を卒業後の進路には,大学院博士前期課程(修士課程)や後期課程(博士課程)へと進んで勉学を続ける道と,企業や官公庁に就職して働く道がある.

(1)就職について

 平成27年4月入社を対象とする本学機械系の学科・専攻への直接求人企業数は650社余りであった.この中には,第二部生の採用を控える企業も散見されるものの,全体の求人倍率は5倍に達する状況であり,本学・機械系の卒業生に対する産業界からの需要は極めて高いと言える.企業の求める人材としては,学部卒業予定者と大学院修了予定者ともに,基礎学力,コミュニケーション能力及び積極性を持つ者である.したがって,筆記試験や面接においてそれらの能力または資質が不足していると判断されれば不合格とされることが多い.
 しかし,名工大・機械系卒業生に対しては,全ての企業がかなり信頼と期待を持っているので,自分の特質をよく把握し,就職担当者の助言を率直に受け入れて選り好みしなければ,相当の企業に就職できる.第二部の場合,大企業より中堅企業からの求人が中心となるが,いずれも優良企業であることに変わりはない.ただし,消極的な姿勢が見られたり,2年以上の留年経験者にはかなり厳しいことを覚悟しておく必要がある.


(2)進学について

 本学の大学院には「工学研究科」が設置されており,博士前期課程(2年)に引き続き博士後期課程(3年)がある.大学院では始めから研究室に所属し,教員の指導を受けながら研究活動を進め,その結果を前期課程では修士論文,後期課程では博士論文にまとめる.研究成果を関連学会に発表する必要もある.博士前期課程,後期課程を修め,審査に合格すればそれぞれ修士,博士の学位が与えられる.機械工学科と関連のある専攻は「機能工学専攻」,「創成シミュレーション工学専攻」,「情報工学専攻」,ならびに 「産業戦略工学専攻」 である.本学では入学試験を受ける者の他に,学部4年次までに取得した単位数とその成績によって,成績上位者には筆記試験を免除する推薦制度が用意されている.他大学の大学院に進むことも可能である.より一層の専門性を高めることや学際的な視野を広めるという点で進学することは重要な選択肢である.就職に当っても,一般的には専門性の高い大学院卒の方が有利であるが,職種によっては大学院卒よりも学部卒が望まれることもある.やはり自分の能力と適性を的確に判断して進路を選ぶことが重要である.

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